真夏の天狗ヶ城
4:36am 牧ノ戸峠スタート
予定より36分遅れてしまった。
また今日も初っ端からやらかしてしまった。暗い出発なのにヘッドライトを忘れてしまった!!またヘタこいたぁ~!!!でもモナちゃんと二人なので暗闇は怖くない。
第一展望台に着くや否や由布岳に雲海が広がっている!これは沓掛山で日の出の写真を撮るべきか、それとももっと先で日の出を待つべきか…?
5:00am 沓掛山到着
計画通り、沓掛からの撮影を選択。
撮影準備に取り掛かるが、まだ暗すぎてスマホの灯りだけでは作業がはかどらない。こんな時に限って三脚のストッパーの一部を岩場に落とす。
スタンバイしてから1時間20分、朝日が三俣山のてっぺんに顔を出す。まあまあいい写真が撮れたはず。
三脚を仕舞い、山行を再開。
7:04am カラマツ広場通過
カラマツから扇ヶ鼻分岐のちょうど間で何の鳥やらわからないが、手が届くほどの距離でピーチクパーチク鳴いている。
7:22am 扇ヶ鼻分岐通過
一瞬、星生山に行こうか悩んだが、前回星生山でモナの足を痛めたことを思い出し、本来の目的である天狗ヶ城へ突き進む。モナちゃんは相変わらず元気に歩いている。
7:51am 久住分れ到着
久住分れには嬉しい山のトイレがある。私は一度も使用したことがないが、確か100円の清掃協力金が必要だったような。
私はトイレが非常に遠くて、登山のために生まれてきたような山の申し子なので、登山中はトイレに行かない。
山のトイレ事情は日本のどこの山でも大きな問題となっている。
以前、興味本位でトイレを除いたところ、片隅に山のように使用済みの紙が積み上げられているのを見て吐きそうになったことがある。山を愛する者とすれば、一人一人が気をつけて環境整備に協力をすれば、いつまででもキレイな『くじゅう』を歩くことができる。
(もちろん、モナの排泄物はお持ち帰りしている。)
8:15am 御池分岐通過
ここから一気に天狗ヶ城へアプローチ。
夏の御池の一番きれいな撮影ポイントを探す。
8:34am 天狗ヶ城登頂
ここから見る久住山や稲星山はきれいだ。とくにこの季節は緑がきれいなので見るものすべてがキラキラしている。
ここでも約1時間半くらい撮影に費やしてしまった。
10:06am 御池から下山開始。
10:19am 御池分岐通過
ここでスレンダーでとてもきれいなお姉さんに声を掛けられる。
「わぁ、きれいなワンちゃんですね?ワンちゃんも山に登れるんですね?」
モナも人間の言葉を理解しているのか、嬉しそうに笑っていた。やっぱりモナもキレイなお姉さんはわかるんだな。
10:45am 久住分れ
山頂で出会った人や、途中で追い越されたり追い抜いたりした人と再会。
「モナちゃ~ん」と優しい言葉を何度もかけられる。
長崎から来たという85歳のおじいちゃんと少しお話をした。
牧ノ戸峠からここまで4時間かけて登ってこられたという。久住山まで行くとのことで。あとどのくらいで登れるのか尋ねられる。すごい気力だ!!私は何歳までここに来ることができるのだろう?と思った。自慢ではないが私の伯母は90歳で久住山に登ったと聞く。100歳まで生きた伯母は私の勇気の源でもある。
あのおじいちゃんは久住の頂へたどり着いたのだろうか?気になるところです。
11:27am 扇ヶ鼻分岐
モナのペースダウン。暑さにやられてしまったか?午前中に下山したかったがこのままのペースだと一番暑い時間帯を歩くことになる。カメラに夢中になりすぎた!(ここからはモナの実況に移ります)
12:04pm カラマツ広場
かなりのペースダウン。かろうじて自分の足で歩いてくれるが、岩場を歩きたがらない。
土や草が生えている柔らかい場所を探しながらゆっくり進む。
途中、日本人と間違えシンガポール人に話しかけてしまった。今日は不思議とスラスラと英語で話せた。たまにこんな日もあるが、世界共通語は話せるようになりたいものだ。
12:44pm 沓掛山
やっとの思いでここまでたどり着いたが、モナちゃん用の水がもう足りない!!
試しに私の麦茶を飲ませるが、知らんぷり。それはそうだろう。麦茶を飲む犬なんて見たことも聞いたこともない。
苦し紛れですが、モナちゃんの首にビオレの冷却シートを巻き巻きして少しだけ熱中症対策してみました。毛だらけのモナに効果あるのかわかりませんが…。
沓掛から牧ノ戸までは皆さんご存じのとおりコンクリートの道が続く。
ここからは抱っこで下山。
13:05pm 第一展望台
重い…。腕が引きちぎられそうなくらい重い!!
主人が救助に行こうかと言ってくれたがあともう少しなので遠慮した。
一歩一歩前に出す度に膝が痛い。
あともう少し…
13:23pm 牧ノ戸峠、下山終了。
今回もモナちゃんよく頑張ったよ(ToT)/~~~
とにかく暑かった!夏場は水分は多めに持っていきましょう。
体重Kg × 行動時間h × 5~6㎖ = 脱水量
脱水量の70~80%を持っていくというが、私は少なくても脱水量の1.25倍は必要かな?と思います。
あと、夏だからと言って半袖は危険です。暑い日に対応できる長袖がおすすめです。
ちなみに私は頂き物の冷感アームカバーをつけました。すぅすぅして気持ちいいです。
皆様、夏場の登山は十分に気をつけましょう。
私が帰宅すると主人から連絡があり、聞くとモナちゃんが心配で牧の戸峠まで迎えに行ったんだとさ。めでたし、めでたし♪