樹氷を見に(其の二)
其の一編で、とっておきの写真をほとんど載せてしまい少し後悔しているwww
さあ、本日はどの写真アップしようかな・・・。
さてさて話の続きです。
真っ白な白銀の世界を超えると、麓から吹き上げる強風に煽られ、何度も倒れる。
山行って人生と同じだな~、良い時もあれば悪い時もある。
雪に埋もれながら、そしてもがきながら歩く自分が誇らしい。
時間を確認すると正午近い。私の昼食の時間だ!この時間が毎回楽しみだ。
風を遮ってくれる大きなミヤマキリシマの株のそばで腰を下ろす。
で、今回のメニューはローソンだったかセブンイレブンだったか忘れたが、コンビニの春雨入りの辛いスープと白飯!雪山は体が冷えるので唐辛子や生姜、ニンニクが入った温かいスープがいいと、昔山頂で出会ったお兄様方に教わったことがある。
枯草の多い所ではガスを使えないので、あらかじめ沸かしたポットのお湯をカップに注ぐ。
少し待って蓋を開けるとなんだか嫌な気配・・・。湯気が立ち上がらない。
寒すぎてポットのお湯が一気に冷えてしまっている。スープが冷めているのも残念だが、春雨が針金のように固い!そして今から投入しようとしている白飯はキンキンに冷えている!!最悪だ!
やはり雪山はガスが必要なのか?
集合体のような春雨をカップから取り出し、水筒のカップに白飯とお湯を注ぎ少しだけ温め、それを湯切りして元のスープのカップに戻してみる。
マイナスの空気中で湯切りしたので全体的に冷たい( ̄▽ ̄)
良く言えばほんのり温かい・・・。しかし春雨は固い。針金まではいかないが、シリコン針のような・・・、おいしく食べられるような硬さには程遠い。
おいしく食すのではなく、バテて死なないように胃に流し込む。
私が食べている間、モナもドックフードを一気に嚙み砕いて食べていた。お互いに腹ペコリ。
雪山のメニューはやっぱり日清カップヌードルがオススメ。麺の太さやお湯ですぐに戻るところ、よく研究された非常食だと改めて感心する。さすが宇宙食に選ばれただけある!!
食事中の少し長い休憩に役立つのがダウン。モンベルのアルパインダウンパーカはとにかく軽い!そして暖かい!! 買うかどうか15年悩んだ甲斐があった。ありがとうモンベルさん!!
しつこいようだが、また次回に続く・・・。
話は変わるが、今日はお休みなので、撮り溜めたドラマを観ている。
『春になれば』
木梨憲武主演の余命3か月のガンの告知をされた父親と、三か月後に結婚したいが父親に反対されている娘の話。
時々私の記憶が重なる。死の寸前まで人生を謳歌した父親は私の誇りだ。
『春になれば』、いい話です。良かったらご覧ください。