『他力本願』

この言葉、私は今まで間違って理解していました。

私は他力本願とは人の手ばかり借りて事を成す。反対の自力本願とは他人に頼らず自分の力で何とかすべきだ。他力本願はあまり好感が持てない言葉、自力本願が良い言葉と思っていました。

でも実は他力本願とは阿弥陀如来がこの私を間違いなく仏にしてくださるよう説いた有難いお言葉だったことに今日知らされたのです。

頼んでもないのに私をなぜ仏にするのか？

仏様は、「お前は自惚れの塊で良い事をしてもすぐに天狗になってしまうどうしようもない欠点だらけの人間だからだよ。いつでもどこでも身の程を知れよ。」と、私におっしゃっているということです。要するに仏を仰いで身の程を知りつつ感謝の日々を送るという道もあるということです。

禅語にも『日日是好日』という言葉があります。毎日が良い日になるには自惚れず小さなことに感謝するに尽きますね。

ん？なんか宗教染みたこと言ってこの旅館大丈夫か？と思われた方もいらっしゃるかと推測いたしますが、大丈夫です！宗教の勧誘などは一切やっておりませんから（笑）

最近、空いた時間にお説法を聞くのが日課で、お話を少し皆さんにお裾分けしたかっただけです。

仏様のような穏やかな心になれればいいなぁと毎日思います。(家では鬼のような母と言われ続けてますｗ)

お裾分けといえば、当館の紅葉が今とっても綺麗ですのでお写真だけでもと思い掲載いたしますね。