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大分・筋湯温泉 全10室4つの貸切風呂の小さな湯宿

扇ヶ鼻

2024.09.20

9月18日午前4時半にアラームをセットしたはずが、中秋の名月の月明りでまさかの3時40分に目を覚ます。もう一度眠りに就こうかとも考えたが、ここで寝てしまってはもう起きれないと思い支度を始める。昨日帰ってくるのが遅かったこともあり、今朝はご飯を炊いていない。仕方なくクロワッサンとよくわからない甘いパン、カロリーメイト、アミノ酸入りのゼリー三個とスナック菓子とチョコレート、あとはモナのドックフードとおやつをザックに入れた。飲料は前回の反省もあり水を2.3リットル。人間一人と犬一匹、往復4時間くらいのコースならこれで十分なはず。

服を着替えて考えた。『いつもズボンがずり下がるからベルトをしていこう』30代の頃にしていたベルトを腰にあててみる・・・!!!!ベルトの余りがす、す、少ない!!あの頃に比べ6kg増えているから当たり前の話だが、簡単は受け入れることができない・・・。悲しき中年、アラフィフおばさん・・・(´;ω;`)

朝夕は寒いはずだが、今日はやけに生暖かくて気持ちの悪い夜明け前。

持ってきたクロワッサンをほお張る。コーヒーなしで食べる大好物のクロワッサンは苦行に近いものを感じる。

4:52 牧ノ戸峠を出発。暗い、最初から半袖スタート。牧ノ戸から第二展望台までのこのコンクリート道は何度歩いても慣れない私の最も苦手とする箇所。ここは焦らずゆっくりと自分のペースで上っていく。

5:03 第一展望台通過。今日は扇ヶ鼻と決めているのでペースを崩さずに進む。さっきまで見えていた満月は雲の中に消えてゆき、山全体が一瞬にしてガスに飲み込まれる。肌に直接あたる霧雨が何とも気持ちいい。

5:18 沓掛山通過。辺りはまだ暗い。若い男女とすれ違う。付き合いたてかな?仲のいい雰囲気の男女は暗闇のなかでモナを見て可愛いと声をかけてくれた。

5:41 カラマツ広場通過。一気に扇ヶ鼻分岐まで急ぐ。まだガスは続いている。

6:14 扇ヶ鼻分岐通過。モナは元気いっぱいだがいつもバテは急にやってくるから心配だ。何度も立ち止まっては水分補給させる。今日のモナちゃんなかなか順調に歩いてくれている。

雨、風、霧が更に強まり天候が良くなる様子もないけれど、足元に咲く黄色いアキノキリンソウやシモツケソウ、アザミたちに癒される。

『今日は山頂で何時間か粘らないといけないかな?』と、考えている矢先・・・、

6:35過ぎ、山頂手前100メートル付近でガスの切れ間から朝日がこぼれてくる。最近の私はツイテいる!!

信じられないことに一気に霧が消えたんだ!!

6:42 扇ヶ鼻登頂。もちろん山頂はガスもなく晴天!!少し離れているが阿蘇と久住の町が雲で覆われている。またしても雲海。ご来光には間に合わなかったが、神々しい眺め。ずっとここに居たくなる。持ってきた甘いパンを食べながら動く雲から目を離さずシャッターチャンスを狙う。もちろんコーヒーは持ってない!持ってくれば良かったと後悔。

山頂付近にはリンドウが所々に咲いている。いろいろな角度から雲海を撮ってみる。モナも一緒に雲海を眺める。モナにもこの素晴らしさがわかっているよう。

約一時間半くらい山頂で楽しんだ後・・・、

8:04 扇ヶ鼻出発、下山開始。

落としたと思われるグローブを探しながらの下山。どこに落としたんだろう?強風に煽られてどっか行っちゃったかな?買ってからそんなに使ってなかったな~と、少し暗い気持ちでテクテクと帰る。

8:36 扇ヶ鼻分岐通過。段々と日差しが強くなる。さっきまでの天候が嘘だったかのような快晴ぶり。ふとザックのサイドポケットを見てみるとそこには失くしたはずのグローブがあるではないか!!!認知症の始まりか?

9:04 カラマツ広場通過。カラマツはなくなってしまったけれど昔、確かにカラマツがあった場所。カラマツがない今もここはカラマツ広場。

この辺から何となくモナの動きが怪しくなる。すれ違う今から登ろうとする登山客に付いて行こうとする。まだ登り足りていないのか?一度抱っこをしてしまうと甘えて歩かなくなるのでおやつで釣って自分の足で何とか歩かせる。

9:47 沓掛山 さっきから明らかにペースダウンしている。

ここで行きに撮れなかった写真をすこし撮る。約30分ほど費やし、下山再開・・・、モナちゃんが、う、動かない!リードを引いても動く様子がない!ここから抱っこなのか?抱っこは勘弁してくれ!

あーじゃこーじゃ言いながら、結局抱っこ。

10:42 第一展望台にやっと到着。モナを下ろし腕の体操。

モナの足裏をチェックするが怪我をしている様子はない。もしかしてモナちゃんの演技?仮病?

おやつを目の前にちらつかせてポイっと遠くに投げると取りに行くモナ。結局最後までこれを繰り返しながらおだてながらで無事に牧ノ戸峠に10:47到着。

いやぁ~、今回もモナちゃんには泣かされましたが、悪天候の中だったけれど山頂では快晴で何かモッテルとしか思えない強運だったなと改めて思いました。

あと、日本人のDNAが刷り込まれているせいか、やっぱり米は美味しいですね〜。今回、パンばかりでしかもコーヒーや牛乳なし…、つらかったぁ〜。パンとコーヒーはセットじゃないと美味しくないと実感〜。

次回は炊き立てのご飯をおにぎりにして持っていこうと思います。

ちょっとここからは、お食事中の方には読んでいただきたくない内容ですので、ご了承ください。

ここ最近の山の変化についてお話します。

簡単に言えば、ごみが増えました。ガムや飴の包み紙とかではなく、汚物関連です。

汚物は必ず持ち帰りましょう。使ったティッシュも同じです。

モナちゃんのモノは全部持って帰っています。ペットショップに臭いが漏れないビニール袋も売っていますので、どうぞご活用ください。

くじゅうをみんなで見守っていけたら私は心から嬉しいです。

モナちゃんは筋肉質だから勝手に登山犬だと思ってけど、筋肉質って瞬発力はあるけど持久力がないってことに気づいた!

また行こうね、モナちゃん♪


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