大船山
2023.10.18水曜日(快晴)
行ってきました。
山仲間に誘われ早くに計画を立てていた。(結局、誘ってくれた張本人は仕事で行けなかった・・・残念!!)
『死ぬ前までに紅葉がきれいな大船山に行ってみたい!』
集めたメンバー、私を含め4人のはずが大人の事情により結局は古くからの山仲間と二人のみwww
登山口をどこからにするかで揉めに揉め(自分の中でw)、竹田市が運行している登山バスに乗って最短ルートで行こうと決め、ウェブ予約しようとしたが三日前までの予約で、直接電話してお願いしてみるもののルール違反はできないとの回答。まあ仕方がない。ちゃんと調べなかった私の痛恨のミス。
で、小学校の恩師やモンベルの店長に最短コースを聞き、地図とYouTubeなどでルート確認。
モナちゃん連れて今水からの東尾根コースか、ペット禁止の男池からのアプローチかでの選択。ここは年上の山仲間に決断を委ねる。距離的には今水だが最後のアプローチが地図上で見ても一目瞭然、険しいコース・・・。男池は大体のルートは頭に叩き込んでいるがソババッケから大戸越までがかなり長くてしんどい、そしてアプローチが長い!どちらを選んでもハードなコースに違いない。きれいなものを見るためには必ずリスクは付き物だ。
今回のコースは当日の朝まで悩んだ結果・・・
【男池登山口~ソババッケ~大戸越~北大船山~大船山のピストン】
モナちゃんに連れていけないことを説明すると少し悲しげな顔をしていた。後ろ髪をひかれるが、この山行にモナを巻き込むわけはいかない!!
8:00AM 男池駐車場到着
8:10AM 清掃協力金の100円を入り口で支払い山行スタート。(準備したはずの小銭を車に忘れ100円借りる。)
8:18 橋を渡り左へ進むと水汲み場。ここのお水は本当にきれい。
8:22 その先に『石を掴む木』
鹿の食害により触っちゃいけないみたい
パワースポットの木。触れて念じるとパワーをもらえるらしいが、これじゃ私のパワーを注入しているみたい。どんだけ元気なんwww
8:33 その先には『生命の木』
8:52 かくし水は水を隠されてました。水が全然出ていない。
9:45 その先をグングン上っていくとたくさんのキノコをつけた大きな木が!!
『お鍋の材料にしたらお腹いっぱいになるわね~』キノコは怖いので触らず持ち帰らずでお願いします。
そしてスギゴケのきれいなこと!
9:33 ソババッケに到着
水害の爪痕でこの看板が埋もれている。シダが生えていたこの土地は少し薄気味悪い沼地のよう。
長い長い上り、足元は石がゴロゴロしていて非常に歩きにくい。
10:59 ヒイヒイ言いながら大戸越(うとんごし)にやっと到着。
なんだか嫌な予感。
11:13 休憩した後、大船へ再出発。大戸越からは緩やかな登山道が続くがまた少し息が切れるほどの勾配が続く。途中で小さなリンドウや葉っぱだけのイワカガミの葉が生えている。
雨上がりは滑りやすそうなコース。
シモツケソウ
12:15PM 北大船山(1706m)に到着。御池見たさにまだまだ元気。
12:25 予定時刻を一時間くらい押していたので写真を撮りまくったあとはすぐに出発。
あの尖った頂上見ると気持ちが萎えてくる。
でもここまで来たからに一気に上がるしかない!!
12:38 振り返り北大船山と米窪(よねくぼ)を眺める。
12:47 アキノキリンソウ発見
12:54 大船山(たいせんざん)到着。予定より54分遅れの到着。・・なんだか嫌な予感・・・。
私たちの目的は大船山に間違いはないのだが、その先の御池が見たい!この思いだけでここまで来た。
12:56 生まれて初めての肉眼で見る御池の紅葉!!!!!
おお!これがNHKのニュースで見たことある風景なのかーーーーー!!
今まで生きてきて本当に良かったと感動、感動、感動!!!!!!
13:00 ここで昼食タイム。
今日の山飯はカップ麺とおにぎりとあとお菓子とミカンと頂いた梨と煮卵と・・・、いつも食べすぎwww
贅沢なロケーションで頂く昼食はどんなに高級なフレンチよりもおいしく感じる。
13:30に下山開始したかったのでそれまでに休憩を済ませるはずだったが、あまりの絶景で一時間も休憩してしまった。
13:56 不吉なカラスも飛んできて、内心は不安でいっぱいの中、下山開始・・・。
どこから見ても由布岳は良く見える。
また、北大船までの稜線を眺めながら下山。
急いでいる時こそ、慎重に、安全に、急がず、慌てず、しっかりと歩く。
14:20 北大船付近。
撮りそこなったリンドウ。
15:20 大戸越到着。結構時間を費やしてしまった。
16:19 大戸越より下山開始してからなかなかソババッケまでが厭らしい足元が続き、私の膝は笑いすぎて膝の感覚がなんとなく違和感。休憩ポイントにはタンナトリカブト。
トリカブトはカレーに混ぜてはいけません。『まぜるな!危険!』
16:37 やっとの思いでソババッケ到着。
北大船山の頂上で風穴のほうに下りた若者たちとどっちが早いかと考えた私たちがバカだった。若者が早いに決まってる!!
とにかく私たちは最後まで怪我のないよう、アミノ酸を胃の中に一気に流し込み、薄暗い森の中を進む。
薄暗いだけでも気持ち悪いのに、近くで悲しそうな声で鹿が鳴く。もう勘弁してよ~。
途中、山仲間のご主人から連絡がある。連絡してこないうちの家族は「まあいつものことだろう」と思っているに違いない。こちらから連絡したいが残念ながらソフトバンクは電波が届かず・・・。(孫さん、くじゅう連山一帯に電波届けてください( ノД`)シクシク…)
17:50 薄暗い大地をしっかりと踏みしめ無事に男池に到着。
ゲートのおばちゃんはもう帰っていた。
当たり前だよね・・・。
『私たちの体力だったら登山バス使うしかないよね~』
『男池からは日が暮れるのが早いから10月から4月くらいまでは私たちは入山禁止ね』
『男池から行くならソババッケまでで帰らんと怖いね』
今回ご一緒していただいた山仲間といろいろと反省しながら帰路に就く。
家に帰り連れていけなかったモナちゃんに謝罪。主人曰く、連れて行ってもらえなかった悔しさからゲロを吐いていたそうで、この子は本当に山好きなんだと改めて思う。
モナちゃん、今度はちゃんと連れていってあげるね。
まとめ
大船山までは吉部登山口、男池、長者原、いずれにせよ10時間の所要時間を!
16:00を過ぎたくらいから一気に薄暗さが増します。
竹田市側からであれば、登山バスの利用をお勧めします。(詳しくは竹田市観光ツーリズム協会久住支部のウエブサイトからのみ予約可能です。)
これから日も短くなります。十分な時間確保が必要です。
男池から大戸越までは大雨の被害で石ころがゴロゴロあって歩きにくい!特に下山はマジでヤバイ!!
度重なる地震や大雨の影響による地形の変化で、所要時間が上り・下りでほぼ同時間だったのでルートによっては合計にプラス1時間~2時間プラスすると安心。
服装について
朝の気温は12度くらいだったが、パンツの下にサポート力あるアンダーウエアと長袖Tシャツに薄手のウィンドシェル。
この日は風もないとても穏やかな日だった為、上り始めて30分ほどで長袖Tシャツのみでも大丈夫でした。
山頂での休憩時はウィンドシェル必要。気温にもよるが、風の強い時も予想されるのでフリースと風を通さないハードシェルがあると安心。
グローブ、レインスーツはどんな時でも必須。
今回、私はヘッドライトがなかったのでこれからの時期はあってもいいと思う。(なにかあってはいけないが、何かあった時のためにも必要!)
水分と行動食はいつも多めに。
余談
山頂でのたばこ、ガスの使用は控えたほうがいいと思います。
山頂は草木はかなり乾燥していたので人の迷惑になる行為はなるべく避けたいものです。
男池(8:10)→ソババッケ(9:33)→大戸越(10:59)→北大船山(12:15)→大船山(12:54)
上り合計4時間46分
【休憩1時間】
大船山(13:56)→北大船(14:20)→大戸越(15:20)→ソババッケ(16:37)→男池(17:50)
下り合計約4時間
所要時間 9時間40分
行動距離 約13km
筋湯温泉から男池登山口まで車で25分。
ご参考になれば幸いです。