大船山~第一章~
2024年10月23日午前3時15分起床。
九重町は雨。今日登る大船山は曇りのち晴れの予報。急登が多いコースなのでモナは自宅警備をお願いし、連れは山好きの近所の看護師一名。何かがあっちゃあいけねえが、何かがあった時には頼もしい存在。
4:00AM 長者原集合
5:20AM 迷いに迷って今水駐車場到着
初めてのコースなので暗い中の行動はヘッドライトがあっても危険と判断しとりあえず仮眠。
6:25AM 出発。進んでいくが何かが違う。違和感を感じながら進んでいくがやっぱりなにか気持ち悪さを感じる。ヤマップで確認するとやっぱりここは今水ではない!
急いで車に戻り、今水登山口を探す。早く気づいてよかったが、ヤマップしてるならちゃんと確認すべきだった。やはり紙地図は神地図ともいう。ヤマップはあくまでも復路の進路逸脱防止の為に使い、実際は地図とコンパスが一番信用できる。。不安を抱えながら今水駐車場到着。
6:57AM 再出発。
今水登山口は標高811メートル。830メートルまでは緩やかだがぺちゃくちゃ喋っているとコースを外してしまいそうな分かりにくい登山道。途中、案内の看板は何箇所かあるが、しばらく風穴の方へ進まなければガラン台や入山公廟の方へ行ってしまうのでご注意を。
900メートル付近から急登に、7:30AMまんまとガラン台の方へ進んでゆく私たち。やっぱり地図を片手に等高線を確認しながら進まなければすぐに間違えてしまうコース。このままガラン台へ進もうという連れの意見。でも大船は甘くない山。今水からは比較的ショートコースとは聞いていたが、等高線を見る限りかなり難所の多いコース。予定通りにコース修正を提案した。950メートル付近で地図を見ながら元のコースへ無事に戻ることができた。
8:23AM コースへ戻ったところの風穴分岐で思案中のご夫婦に遭遇。私と同じ方へと行こうとしたので、
「私は初めて行くコースなので何となく付いて行かないほうが良いと思いますよ」
と、声をかける。YouTubeで何度も出てくる言葉で「グループシンク」という言葉がある。日本語で集団浅慮と呼ばれる心理傾向で簡単に言えば「赤信号みんなで渡れば怖くない」という心理。
「みんなが行っているから私も行こう」では、全員が道迷いすることがありますのでご注意を。
登山では地図が読めるようになるとコースから逸れず楽しい登山ができますし、登山がより面白くなりますよ♪
この看板で初めて風穴と逆方向へ進むと、ここからが東尾根コースの始まり。
真っすぐ風穴黒岳の方へ行くと米窪へ上がるコースもある。上ったことはないが地図を見る限りでは地獄のコース。
900~1000急登。7:40頃
1020~1150少し緩やか。8:30頃
1170~1320急登。9:00頃
1330~1390少し緩やか。9:30頃
1480~1550急登。10:00頃
1550~1700超急登。10:30頃
この辺はロープあり~の、足上げ~の、もう泣きそうでした。
不思議なことにこの辺を息を切らしながら登っていると、ドラゴンズファンでも何でもないのに「いいぞがんばれドラゴンズ~、燃えよドラゴンズ~♪」と脳内を木霊してましたwww
一日で一体何回応援歌を熱唱しただろうww
1730~頂上付近。10:45頃。この辺は緩やかだが頂上がどこなのかわからない。人の声はするが池も出てこないし頂上らしきところにも出てこない。
すると霧の中からいきなり笑顔のご婦人が!
「あら、素敵ねそのヘルメット。カッコいい!」
このヘルメットの格好良さをわかってくれる人がいるなんて☆彡
11:08AM 登頂。
取り敢えず、大船山の標識の前で記念写真。
残念ながら雨は降ってはいないが霧の中。頂上ではあちこちから「もう少しで霧がきれそうですね」「今日はもうだめかな?」と聞こえてくる。
ニヤニヤしながら心の中で『いやいや、もうすぐで晴れるはず』
一瞬、青空が広がった。でもあまりの人の多さでいい写真が撮れない。
山頂は諦めて、池に戻る。腹ペコリで倒れそうなので、カメラを三脚にセットしてから昼食をとる。
今日は日清カップヌードルしょうゆ味と北九州の「庄屋さんの昆布」が入ったおにぎり。
おやつには・・・、ない!!!!!チョコレートとラムネが入っていない!!!!
テンションだだ下がり( ノД`)シクシク…
連れがチョコレートと羊羹をくれたので、私はシャインマスカットをおすそ分け。
大好物の甘いものを忘れるとは情けない。
霧の中の御池。青空が見えた瞬間にシャッターを切る。
・・・??岩の上に人?
次回に続く。