冬の入浴について
段々と冷え込み、お風呂の気持ちいい季節になりました。
これからお届けするのはちょっと怖いかな?と思うお話です。
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近年、お風呂で不慮の事故でお亡くなりになる方は、交通事故でお亡くなりになる方よりも多くなっています。
厚生労働省※人口動態統計によると、令和五年度の高齢者の浴室内での不慮の溺死及び溺水の死亡者は6541人で、交通事故死亡者2116人のおよそ3倍だそうです!!!!特にこれから11月から4月は増加傾向だということですので本当に気をつけなければならないのだと思います。
(※人口動態統計とは・・・出生・死亡・婚姻・離婚及び死産の5種類の「人口動態事象」を把 握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としている。)
入浴時の事故の原因は急激な気温差です。メカニズムは以下の通りです。

ではどうやって対策をするかです。
1、入浴前は脱衣所や浴槽を温める
2、湯温は41度以下、お湯に浸かる時は10分以内
3、浴槽から急に立ち上がらない
4、食後すぐ、飲酒後、医薬品服用後の入浴はしない
5、お風呂に入る前は家族に一声かける
6、家族は入浴中の高齢者の動向に注意する。
以上ですが、旅行中はそうはいきません。
『1、入浴前は脱衣所や浴槽を温める』についてですが、施設によりけりですので、一貫して夜や夜明けの気温の低い時間帯を避けるという工夫が必要かと思います。
『5、お風呂に入る前は家族に一声かける』特にご高齢のお客様についてはお一人でのご入浴はしないようにお声掛けさせていただいております。
あと特に気を付けていただきたいのが、入浴前後の水分補給です。これからの季節、ご夕食時の生ビールを楽しみに水分を控えているというお客様が時々いらっしゃいます。
体が水分を必要としている時にアルコールを一気に流し込むと意識障害を起こすことがございますのでご留意ください。
当館で救急車を呼んだ中で一番多かったのが脱水症状でした。気を付けてくださいね。
私は以前、冬山を堪能し帰宅後に冷え切った体を温めるために浴槽に入ると末端神経から急激な痛みを感じ、徐々に口、顔面、全身に強い痺れを感じ息ができなくなり浴室でしばらくうずくまっていたことがありました。まだこの世にヒートショックという言葉がないころで、あれは何だったんだろうとずっと考えていましたが、今思い出すとゾッとします。
もし、浴槽で倒れている人を発見した場合は
1、大声で助けを呼ぶ。
2、浴槽のお湯を抜く
等々です。詳しくは常日頃から応急処置の知識や技術をネットなどで調べておくと良いと思います。
私が考えるには、楽しいご旅行にするためには一人一人の注意が必要かと思います。





