あの鐘を鳴らすのはあなた
気付けばもう年の瀬。最近あっという間に一年が経ってしまいます。年のせいなんでしょうか?
日本には昔から季節に合わせた様々な行事があります。
除夜の鐘もその一つ。大晦日から年が明けるまでにお寺の鐘を鳴らす、あの紅白歌合戦が終わってから鳴り響くあの鐘です。
人の煩悩は108つあると言われ、その煩悩の数の鐘を突き洗い清めるので、大晦日に107回、年が明けて最後の一回、合計108つ鳴らすそうです。
四苦八苦を計算すると4×9+8×9=108になるとも言います。
煩悩には諸悪の根源とされるものが主に三つ。①欲のむさぼりの貪(トン)②腹が立つ瞋(シン)③しまったなぁという愚かしさの愚(グ)です。さらに細かくいうと・・・、他人を軽視する慢(マン)、人を疑う疑(ギ)、恨みの恨(コン)、勝手気ままの放逸(ホウメン)、怠け心の懈怠(ケダイ)、道理のわからぬ不信、心がふさぎ込む惛沈(コンシン)、自ら恥じる心のない無慙(ムザン)、他に対して恥じる心のない無愧(ムギ)、プリプリふくれる奮(フン)、罪を隠そうとする覆(フク)、人を傷つける害など・・・、まだまだたくさんあります。煩悩とは次から次へと湧き出てくる悪の泉のようだ。私は煩悩で作られたような人間なんだと考えてしまう。
でも煩悩があるからこそ人は成長できるとも考えられます。反省する心があるからこそ、人は成長するのだと私は信じています。そして何事にも執着しないことが自分自身を楽に生かしてくれる一つのコツだと考えます。
先日、自宅の片づけをしていると、子育てをしていた頃の日記が出てきました。中身を読んでみると、誰だれにこう言われて嫌だったとか、誰だれからこういうことされただのと、少し恨みつらみっぽいことを綴ってました。こんな内容は改めて見るとあまりいい気はしないなと反省しました。これも何かに執着していた私の愚かさ、まさしく煩悩です。
さてあなたは今年何回鐘を突くことになるのでしょうか?
2024年残り僅かですが、最後ばかりは何事にも執着せずポジティブで行きましょう!
あ、そうそう!先日、幻日を見ました。初めてのことで本当に感動いたしました。
幻日には今まで頑張ってきたことが実現するとか、自分を信じていいんだよ、という意味があるんだそうです。報われるって素敵すぎます。これからも過信せずコツコツと頑張ります!!
さて冬本番!雪見風呂が最高に気持ちいい季節です。皆様タイヤのご準備はできていますか?
ではでは、安全運転でお越しくださいませ。
おやすみなさい・・・。